デマンドデータをもとに
設計を行うことで
得られる経済メリットを最大化
皆さま、こんにちは!
太陽光・蓄電池のことなら株式会社ダックスにお任せ。
自家消費型太陽光発電を設置する際にはデマンドデータを確認する必要があります。
では、そのデマンドデータとは一体何なのか?また、なぜデマンドデータを確認する必要があるのでしょうか?
今回は、デマンドデータの役割と、自家消費型太陽光発電導入の際、デマンドデータが必要な理由についてご説明いたします。
デマンドデータとは?
デマンドデータについてご説明する前に、まずはデマンド値についてご説明します。
デマンドとは文字通り「要求」という意味であり、デマンド値は要求した電力量、すなわち使用した電力量を指します。電力会社との取引においては、デマンド値を30分間の平均使用電力量として取引を行っています。また、これを計測し算出したものがデマンドデータとなります。
高圧や特別高圧を受電しているビルや工場などでは、デマンドデータは電子式電力量計に組み込まれている最大需要電力計によって計測されています。「30分最大需要電力計」は、30分間(毎時ごとの0分~30分、30分~60分の30分間)の電気の使用量を計測し、平均使用電力(kW)を算出します。そして1ヶ月の最大の値を記憶し、表示するようになっています。
では、このデマンドデータと電力会社との取引にはどのような関係があるのでしょうか?
上記は、電気料金の仕組みを表したものです。この中の基本料金にデマンドデータが大きく関わっています。
基本料金は契約電力で決定されます。契約電力はデマンドデータに基づいて決定されるため、デマンドの最大値が高ければ高いほど、契約電力が多くなります。
つまり、デマンド値の高低によって基本料金の価格が決まるのです。そのため、デマンドデータは電力会社との取引でも非常に重要な指標となっています。
自家消費型太陽光発電導入時にデマンドデータが必要な理由
デマンドデータは自家消費型太陽光発電導入の際にも必要となります。
理由としては、発電量と使用電力量が「発電量>使用電力量」となってしまう状態を防ぐためです。
自社の屋根に積載できる限界まで多くの太陽光パネルを敷き詰めたとしても、「発電量>使用電力量」となってしまうと、発電した電力が無駄になってしまいます。
この状態で設計を行うと、自家消費型太陽光発電の設置による経済メリットが薄くなってしまうため、初めにお客様の電力消費量に見合った太陽光発電の設計を行う必要があります。
そこで必要となるのがデマンドデータです。
デマンドデータをもとに設計を行うことで、契約電力を低く抑え、かつ発電した電力を無駄にしない設計を行うことが可能になります。
つまり、自家消費型太陽光の設置による経済メリットを最大化することができるのです。
そのため、自家消費型太陽光をご検討の方は、事前にデマンドデータをご用意いただくことで、よりお客様にとってメリットの大きな提案をさせていただけるだけでなく、よりスムーズに見積もり・設計を進めることが可能になります。
デマンドデータは
- ・電力会社へ電話で請求
- ・郵送で請求
- ・Webからダウンロード
上記いずれかの方法で請求することが可能ですので、是非ご参考にしてください。
まとめ
30分間の最大電力値であるデマンドデータは、契約電力を決定する上で非常に重要な指標であり、デマンド値を抑えることで電気代の削減にもつながります。
また、デマンドデータを活用することで、経済メリットを最大化した自家消費型太陽光発電を設置することができます。
そのため、自家消費型太陽光発電をご検討の際には、事前にデマンドデータをご用意いただくのがおすすめです。
弊社では長年に渡る太陽光発電事業によって得た実績とノウハウで、お客様の現在の状況をヒアリングし、お客様にとって最適なプランを検討、ご提案させていただきます。
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