事業運営!
自家消費型太陽光発電
とは?
皆さま、こんにちは!
太陽光・蓄電池のことなら株式会社ダックスにお任せ。
皆さまは「自家消費型太陽光発電」をご存じでしょうか?
太陽光発電の新たなあり方として、近年注目を集めているのが自家消費型太陽光発電です。
今回は、自家消費型太陽光発電とはどういった仕組みでどのような種類があるのかについてご説明させていただきます。
是非最後までご覧ください。
自家消費型太陽光発電の
仕組み
自家消費型太陽光発電とは、工場や企業などの屋根に太陽光パネルを設置することで、事業で使用する電力を太陽光パネルで発電された電力で賄う仕組みです。
FIT制度を活用した売電型太陽光発電が売電収入を得ることを目的としているのに対して、自家消費型太陽光発電は電気代の削減などを目的としています。
自家消費型太陽光発電の
種類
自家消費型太陽光発電は「設備容量」と「自家消費率」の二つの観点で種類分けすることができます。
設備容量
設備容量とは、太陽光発電設備における出力容量のことです。
設備容量は原則、太陽光パネルの出力容量ではなくパワーコンディショナーの出力容量で決まります。
こちらの観点では、自家消費型太陽光発電を「低圧連系」と「高圧連系」に分けることができます。
低圧連系とは、設備容量が50kW未満の太陽光発電設備を指します。
電気事業法では、「一般用電気工作物」と種別され、保安規程等の届出が不要です。住宅用の太陽光発電も、この低圧連系に含まれます。
一方、高圧連系とは、設備容量が50kW以上の太陽光発電設備を指します。
こちらは電気事業法上「自家用電気工作物」と種別され、キュービクルの設置や電気主任技術者を選任した上での保安規程の届出が必要です。
工場や商業ビルなどには高圧連系の太陽光発電が設置されている場合が多いです。
自家消費率
自家消費率とは、発電した電力のうち何%を自家消費したかという値です。
自家消費型太陽光発電というと、全ての電力を自家消費しなければならないように思われがちですが、一部の発電設備では余った電力を電力会社に売電することが可能です。
こちらの観点では、自家消費型太陽光発電を「余剰売電型」と「完全自家消費型」に分けることができます。
余剰売電型とは、発電した電力の余剰分をFIT制度を用いて売電することができる太陽光発電設備を指します。
自家消費を行いながら余った電力を売電できる為、非常に魅力的なスキームのように感じられますが、対象となる太陽光発電設備には様々な条件が設定されています。
【余剰売電型の条件】
- ・10kW以上50kW未満の低圧連系の
太陽光発電設備であること - ・自家消費率が30%を下回らないこと
- ・自立運転機能付きのパワーコンディショナーを
設置すること
これらの条件を満たした場合にのみ、余剰売電を行うことができます。
完全自家消費型とは、発電した電力を全て自家消費する太陽光発電設備を指します。
もし、発電量が自社での電力使用量を超えてしまった場合には、電力会社に電気が流れてしまう「逆潮流」という状態が発生してしまい、この「逆潮流」が完全自家消費型太陽光発電では認められておりません。その為、発電量が電力使用量を上回らないことが設置する上での条件となります。
ここまでご説明した太陽光発電設備の種類をまとめたものが以下の表です。
売電型の太陽光発電ではできるだけ敷地や屋根に太陽光発電を設置して発電量を増やし、売電することでより多くの利益の獲得に繋がっていました。
しかし、自家消費型太陽光発電では上記のように消費量を考えた発電設備の設置が必要となっています。
まとめ
自家消費太陽光発電には一定の設置条件があるものの、メリットも多くお客様の用途に合わせてタイプを選択することができます。
また、自家消費型太陽光発電の導入が進んでおり、補助金や優遇税制などが豊富な今こそ導入のチャンスだと言えます。ぜひ皆さまも、自家消費太陽光発電の導入をご検討ください。
弊社では長年に渡る太陽光発電事業によって得た実績とノウハウで、お客様の現在の状況をヒアリングし、お客様にとって最適なプランを検討、ご提案させていただきます。
担当:藤川(092-737-1131)
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