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PALEST SOLAR Column

コラム

SDGs

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

SDGsへの取り組み

この目標では、

2030年までに、だれもが、安い値段で、安定的で現代的なエネルギーを使えるようにする。
2030年までに、エネルギーをつくる方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす。
2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくしていく。

という3つの具体目標が定められ、それを実現する方法として

2030年までに、国際的な協力を進めて、再生可能エネルギー、エネルギー効率、石炭や石油を使う場合のより環境にやさしい技術などについての研究を進め、その技術をみんなが使えるようにし、そのために必要な投資をすすめる。
2030年までに、さまざまな支援プログラムを通じて、開発途上国、特に、最も開発が遅れている国、小さな島国や内陸の国で、すべての人が現代的で持続可能なエネルギーを使えるように、設備を増やし、技術を高める

が明記されています。
エネルギー効率をよくするとは、同じ量のエネルギー源からより多くの電力や力を生み出せるようにすることを指します。

現在、世界で電力を使えない人は7億8900万人であり、およそ30億人がクリーンな調理用燃料を利用できず、危険なレベルの空気汚染にさらされているとされています。私たちが何気なく使用している電力が使えずに困っている人/健康を害している人が多くいるのです。さらに、世界で使われているエネルギーのうち、再生可能エネルギーを使って作られたものは、全体の17.5%であり、SDGsが採択され7年近く経過した今でも、未だ目標達成への道のりは遠いと言えます。

だからこそ、個人での消費と比較し、莫大な電力を消費する企業が取り組むべき目標であるといえるでしょう。特に、「2030年までに、エネルギーをつくる方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす。」という目標に対しては、企業としても設備投資を行い、企業で消費する電力を再生可能エネルギーで賄うことで、達成に向け大きく前進します。一企業の取り組みが、国際社会で達成すべきとされる目標への歩みに貢献できるという風に言えますね。また、近年非常に注目されている企業の見えない価値の向上にも繋がります。

設備投資を行うことは、膨大なコストがかかり経営を圧迫することが懸念されると思います。しかし、再生可能エネルギーの中でも、導入障壁の低い太陽光発電システムについては、補助金などを拡充することで国が導入を推進しているのです。しかも、システムの導入により、電気代の削減など経費削減にも繋がるというのです。企業にとって、メリットが非常に大きいですね。SDGsに取り組むことが、企業としてメリットに繋がる良い例です。

さて、ここで整理してみましょう。
「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」という目標に対し、企業ができることは、“再生可能エネルギーで使用するエネルギーを賄うこと”です。特に自社で作り出した再生可能エネルギーで賄う、“自家消費”を駆使すれば、慢性的になりつつある電力不足の解消にも寄与でき、「誰もが、安い値段で、安定的で現代的なエネルギーを使えるようにする。」という目標達成に対しても貢献できるでしょう。

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