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CSRに取り組むメリットとデメリット

CSRに取り組むメリットとデメリット

企業の経費削減の考え方と3つのポイント

CSR活動による

企業のメリット
デメリット

CSRに取り組むメリット

CSR活動を行うことによって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
具体的には、以下の3つのメリットがあります。

  • ・社員のコンプライアンス意識の向上
  • ・企業イメージが良くなる
  • ・従業員満足度が上がる

それぞれについて解説します。

社員のコンプライアンス意識の向上

CSR活動を行うことによって社員のコンプライアンス意識の向上を期待することができます。法的意識向上で社員が違法行為を自制することができるため、法律違反を企業が犯し、社会からバッシングされるリスクを減らすことが可能です。

企業の責任は重く違法行為が世間に知れ渡ると「知らなかった」では済まされないということも多々あります。そういったことを、社員1人1人が意識し、業務を行うことでリスク回避に繋がりますね。

企業イメージが良くなる

CSRを意識した活動を行うことによって、企業が社会に対して行うべき行動がしっかりと固定され、発信しやすくなるため、イメージアップに繋がります。
東京商工会議所の調査によると大企業の98.3%・中小企業の79.7%がCSR活動を行った結果、イメージアップしたと回答しています。特に、大企業においてはメディアでの紹介やPRに対して効果を期待して取り組んでいるという報告もなされています。CSR活動は、社外に開かれた活動であると捉えることができます。

従業員満足度が上がる

CSR活動を推進することによって、従業員満足度が上がる可能性があります。CSR活動を行うことで、自分の仕事は社会貢献になっていると従業員は思えるようになり自信につながっていくためです。特に、若者に関しては社会貢献性の高い仕事がしたい(=CSRについて高い意識を持つ企業で働きたい)と考えている人も多く、社会貢献性のある仕事をしていると自信を持つことで定着率向上などにも期待できる可能性があります。

若年層の意識が、より「働く目的」を重視するようになり、CSR活動を行なっている企業やCSRについて意識を持っている企業に入りたいという学生の比率も増え、CSR活動している企業は求職者からよりよい評価受ける傾向があります。

企業の価値観を重視する若者の離職防止対策にもなり得るCSR活動は、社内外問わず、イメージアップに繋がるポテンシャルを持っており、中長期的には企業の業績に、非常に良い変化をもたらす可能性があるのです。

CSRに取り組むデメリット

では、CSR活動を行うことによるデメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?
それは、以下の2つをあげることができます。

  • ・労務コストの増大
  • ・社員教育実施など工数がかかる

それぞれについて解説します。

労務コストの増大

理由として、本来は直接的な売り上げを作るための仕事時間をCSR活動に使う必要性があるためです。CSR活動を推進することによって、将来的には「あの会社は良い企業だ」と社会から認めてもらえる可能性がある一方で、本来業務以外に時間を費やすことで目先の売上は下がってしまう可能性があります。
実際問題として、目の前の業務に取り組まないと売上が立っていかない中小企業においては、CSR活動に取り組むのは限界があるといえます。

社員教育実施など工数がかかる

突然、CSR活動を始めるといっても、ノウハウが必要となりますし、入社して日の浅い人材に参加してもらうには、研修も必要となってきます。
社員教育は非常に工数がかかるため、なかなか時間が取れなくなる可能性もあります。CSR活動を行う際の、中長期的な意義と、時間的な側面も含めて、どのようなコストがかかってくるのかということを、一度捉えてみる必要があるでしょう。

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